ティーサロン 小幸

文:ガネッシュ編集部 /写真:SorAsha

ガネッシュの紅茶を楽しめる
全国のティールームをご紹介

仙台市中心部、定禅寺通りのケヤキ並木に面する株式会社ガネッシュ直営のガネッシュ・ティールーム。1984年のオープン以来全国の紅茶ファンに愛され、「この一杯」のためにたくさんのお客さまが遠くから足を運んでくださいます。

でもやっぱり遠くてなかなか……そんな方もご安心ください。ガネッシュ新茶の紅茶を楽しめる全国各地のティールームをご紹介します。

 

今回は、山形県鶴岡市にある『ティーサロン 小幸(こゆき)』さんを訪ねました。

空気が澄んでいる……小幸さんに足を踏み入れた第一印象です。
隅から隅まで清潔感あふれる店内奥の厨房カウンターから颯爽と現れたのは店主の小田幸子(さちこ)さん。

小田さんは70歳を超えてからガネッシュの紅茶講座を受講し、ティーサロン小幸のメニューを全面リニューアルしました。

ーー年齢のことを申し上げるのは大変失礼ですが、古希を迎えてからのティーサロン開店、そしてメニュー刷新という小田さんのチャレンジに、刺激を受ける方が大勢いらっしゃると思います。
まずは新茶の紅茶とどのように出会ったのか教えていただけますか?

(小田幸子さん(以下同じ))
偶然だったんですよ。新潟のホテルに泊まっていたときに、たまたまお向かいにあった喫茶店の「シャモニー」さんでいただいた紅茶がとっても美味しかったの。お店の方に尋ねてガネッシュさんの紅茶だとわかったので、すぐに通販で新茶の紅茶を取り寄せました。

 

ーーティーサロンをオープンなさったのは2016年ですね。ガネッシュの紅茶講座を受講なさったのは2018年と聞いています。サロン開店そして紅茶講座受講のきっかけを教えてください。

小幸をオープンする前は、20年に渡って日本料理屋を営んでいました。でも日本料理屋は夜が遅いでしょう。少し体調を崩したこともあって、夜遅くまでのお仕事は辛くなってきたんです。
そんな時期に、たまたまガネッシュさんの紅茶と出会った、というわけなんですよ。
日本料理屋を他の方に譲って、このティーサロンを開店したのが2016年9月。70歳のときです。
2018年2月、雪の深い時期に合わせて1週間のお休みをとりました。その休みを利用して、ガネッシュさんのキッチンで3泊4日の研修を受けました。

ガネッシュのカレースパイスをたっぷり使用した小幸さんのカレー。
懐石料理等の心得をベースに、目にも鮮やかな仕上がり。

 

ーーちょうどガネッシュ本社の厨房がリニューアルし、研修設備が整った時期ですね。

はい、紅茶の淹れ方から紅茶を使ったお菓子のレシピまで、3泊4日で一通りを教わりました。
それまでは新茶の紅茶付属のパンフレットを見ながら自分なりに淹れていたわけなんですが、実際に教えていただくと全然違ったわ。紅茶の概念そのものから違うと感じました。それまでは日本茶を淹れるのと同じ感覚でしたが、目が覚める思いでした。なぜ熱湯を使うのか等々、紅茶について初めて一から勉強することができました。

(編集部注:2019年春茶版より、新茶の紅茶付属パンフレットの【『新茶の紅茶』の美味しい淹れ方】の内容がリニューアルされました! その他の欄も全面的に説明文をリニューアルしております。ぜひご覧ください。)

 

ーー小田さんが講座を受講なさったのは72歳のとき。社内では「今までの生徒さんの中でダントツに覚えが早い!」という声があがりました。

色々「習う」ことが好きなんですよ。日本料理をやっていたころには、月に1回、10年間に渡って、料理の勉強のため東京に通っていました。ガネッシュさんの紅茶講座は短期集中でしたが、濃い4日間でしたね。
「まずは目指す味を覚えてください」と目標をもらい、毎日朝から晩までいろんな紅茶を味わいました。文字のレシピでは捉えきれなかった部分を全て実践で練習することができたのがよかったです。
紅茶シフォン等のお菓子のレシピも4日間の中で全てを実際に作りながら練習し、その後小幸のメニューに取り入れています。
スタッフの方みなさんに親切にしていただいて、あっという間でした。楽しかったわ。

ーーところで、今までいろんなお店を取材してきましたが、小幸さんに一歩足を踏み入れた途端に飛び抜けた清潔感を感じました。何か秘訣があるんですか?

毎朝営業前に1時間、プロの方にお掃除をお願いしているんですよ。客席はもちろん、厨房やお手洗いの隅々まで綺麗にしてくださるの。やはり何事もプロは違うわね。

清潔感に満ちた店内。

店内のところどころにフクロウの置物。
商売繁盛のお守りとして1つ手に入れて以来次々にプレゼントされ、多い時には数百個にもなったそう。

 

ーー小幸さんはカウンターが4席、テーブルが5組16席、テラスにも2人掛けのテーブルが1つ。広々していますが、小田さんおひとりで運営なさっているんですか?

オープンから半年間はお手伝いの方をお願いしていました。でもこのキッチンは、一人で動くのにちょうどいい大きさなの。お客さまからも「ひとりでいいんじゃない」なんてお声をいただいて。結局、お掃除以外は全てひとりでやっています。

 

ーーひゃーそれは大変!

ふふふ、毎日へとへとよ。でも楽しくて仕方ないわ。お仕事を全部終えた後の、お風呂上がりのビールが最高!(笑)

ーーお客さまはどのような方が多い印象ですか?

8割は女性ね。50-60代が多いけど、高校生もいらしてくださるのよ。
日本料理時代のお客様もいらしてくださるので、ランチはオープン当初から今と変わらない忙しさでした。

ーー日本料理のご経験が存分に活きたランチですね。お出汁がいい香り!

このお出汁のにおいが、不思議と紅茶とけんかしないのよ。新茶の紅茶は懐が広いんだなぁと感じます。

 

「あの花はなんていうの?」
「オカトラノオというの。大きな方はリョウブよ。」
忙しいお仕事の合間に、柔らかな笑顔でお客さまと何気ない会話を交わす小田さん。日本料理店の前にはブティックを経営なさっていました。その頃からのお客さまも、ティーサロンのお客さまとしていらしてくださるのだそう。
お料理、ファッション、生け花……『ティーサロン小幸』という舞台で、小田さんのこれまでのご経験全てが一つに結実し、大きな花を咲かせているかのようです。
城下町鶴岡のみゆき通りに咲きほこる『ティーサロン小幸』。お出汁と紅茶の共演が皆様をお待ちしています。

<SHOP DATA>

ティーサロン 小幸
住所:山形県鶴岡市本町1-6-21
電話番号:0235-33-8727
営業時間:(月)〜(金) 10:00〜18:00,
定休日:(土)(日)(祝)