インド紅茶研修(夏期編)No5

さて、ライさんのお宅での楽しい時間を過ごした我々が向かったのはダージリン紅茶協会。ここではダージリン紅茶協会の会長とお会いする事が出来ました。

ダージリン紅茶協会の看板です。

紅茶協会の会長様と。お忙しい中非常に長い時間を取って頂いて、ダージリンの紅茶事情、紅茶ビジネスについて、日本文化、果ては現代日本についての私の見解(!)等、様々なお話をさせて頂きました。

非常に深い話題だったので説明するのも必死でした。時間をかけ、自分の意見を精査し、それを説明するための英語を考え、どうにか説明しようとしています。

内容の濃い会話が終わった後はさわやかな握手タイム。本当に沢山の事を勉強させて頂きました!

前回までは紅茶と出会うインドの旅、でしたが、今回は紅茶を目的としながらも、様々な「人」に出会うインドの旅となりました。こういった人と人の繋がり、そしてそれに付随する想いの結果として一つの紅茶が出来上がっているのだな、と思うと、一杯の紅茶にいつもよりももう1段階深みと感謝の念が沸き上がってきました。また、インドの本当の「夏」を知った事でまたインド、そしてダージリンの違う一面を見る事が出来たのも今回の旅の大きな収穫でした。特にデリーでは最高気温48℃(!)、一ヶ月近く雲一つ無い青空の中、そこに暮らし、その暮らしの中で生まれる文化、といったことについて非常に強く考える事となりました。

さて、そんな中、様々な人の力を通して生まれ、そして私共ガネッシュが落札したダージリン、そしてアッサムの1st Flush teaは7月末より順次皆様の元にお届けできる予定となっております。じめじめとしたお天気が続くこの所では有りますが、今しばらく季節の移り変わりを「新茶の紅茶」と共にお楽しみ頂ければ幸いです。

 

(株)ガネッシュ 阿部 友帆拝