阿部耕也の紅茶日記
Tea Roomちくたく… 青写真に色を入れる。

夏もいよいよ盛りの7月。暑さは容赦なしですが、私の足取りは軽くあちらこちらへ参ります。
10日には内装をして頂くテクノ技研遠藤社長様と設計士の猪木様に会いに岡山を訪ねました。阿部社長のご友人で現在大阪在住のS様にもご同行いただいて。岡山は「Tea Room Camellia」(「Tea Roomちくたく」のお姉さんと勝手に思っています)で待ち合わせです。
ここは遠藤社長様が手掛けられたティールームで、参考になることが一杯詰まっています。「床はこう、トイレはこう、照明はこうしたいけど、あなたはどうしたいですか?」との問いかけ。どうしたいか、といっても建築ど素人の私。自分のイメージを伝えるのもたどたどしければ、先方のおっしゃる言葉にも「○○って何ですか?」「どういう意味ですか?」と質問攻めでブレーキ掛けまくりです。今回のことのみならず、普段から昔からの「なんで、なんで星人」の私、図らずとも本領発揮です。ところが本当に、ほんとうに有り難いことに、遠藤社長様も猪木様も、その全てにきちんと丁寧に答えてくださるのです。お二人方、この真のプロの心意気に支えられたからこそ、安心して着工を迎えられたのです。

7月14日、今度はお二人方が大阪までお越し下さり、更なる打ち合わせです。前回の打ち合わせと共に書き加えられた図面を見てイメージを膨らませます。ここにはこんな棚も付けよう。照明はダウンかスポットか?壁と天井はどうしよう?厨房機器の寸法は?、水回り用品や照明のシュールームへも一緒に行って実物を見てあれこれ意見交換。全ての事が初めてでも、遠藤社長様と猪木様のおかげで楽しんで取り組めたのでした。お二人方との打ち合わせを電話やメールでも進めつつ、空いている時間には保健所に行ったり、食器を注文したり、家具(椅子、テーブル)の展示を見に行ったりしました。仕入れ業者さん探しに関しては前職の経験あり、順調に話を進め決めて行くことが出来ました。

7月も後半に入って21日、再び岡山へ。設計士猪木様の事務所で、床材やタイル、壁の素材etcの実物サンプルを見せて頂きながら、一つ一つ決めて行きます。いざ、ひとつずつ決めて行くとなるとこれが結構難しい。色の相性、バランス、メリット、デメリット。あーだ、こーだ言いながら限りある時間が削られてゆきます。んーんーと言いつつ、どんな小さなことでも一つずつ決まるたびに嬉しくワクワクするもので、迷宮入りすることはありませんでした、が、遠藤社長様と猪木様は、私の注文のうるささに「また、ムズカシイことを言いますねぇ~、今どき珍しい感覚していらっしゃいますね」と、ワクワクどころではなさそうでした。(スミマセン…)加えてこの日は、お店のロゴデザインを考えてくださるグラフィックデザイナーさんにもお会いしました、この方は設計士の猪木様にご紹介いただきました。素敵な人の周りには素敵な人が集まっているという公式が私の中にはあるので、こういうご縁は大変に有り難いものですね。私のイメージを目に見える形に表現してくださいました。

そして7月28日、8月1日の着工を目前に控え、遠藤社長様、猪木様と、水道屋さん、電気屋さん、軽鉄屋さんが現場となる物件に大集合。午後からは阿部社長にもお越しいただき、入念に打ち合わせです。髪の上の話だけでは見えなかったことが、現場に行くと見えてくる。刑事ドラマじゃないけど遠藤社長様、猪木様曰く「やっぱり現場ですね!」こんなふうにメールで、電話でお会いして、見て触れて確かめて話を進めて行くうちに、全幅の信頼を置くようになったのです。
次はいよいよ着工、とうとう始まります!!