阿部耕也の紅茶日記
2003年夏茶のオークション その2

オークションに出品される紅茶のサンプルティーと共に同封されてくるのがこのリストです。ここには以下の情報が示されています。

Sample No. (出品番号)    Name of garden (茶園名)
Invoice No. (当該紅茶を示す固有の番号)
Crade (グレード・ランク・品質)   No.of chests(出品数)
Nett kg (内容量)

 

さらにこう書かれています。要約しますと『7月7日のオークション前に競り落とす紅茶を決めて連絡下さい。』
今回はこの出品リストの中に実に素晴らしいダージリン・ティーがいくつかありました。その中から私達が選んだのはSampie No.48のSANGMA農園のお茶とSampie No.49のBALASUN農園のお茶です。両農園ともガネッシュではお馴染みの農園名ですが、これはいつも通りに目隠しテストをしてその結果選ばれた紅茶です。どちらも夏茶らしいしっかりとした味わいがベースにあり、その上に緑の香りがやわらかく漂う逸品です。もうひとつ気になる一品がありましたが、その茶園の夏茶は(セカンドフラッシュティー)は名が良く知れていて、お茶の美味しさ、グレード以上のプレミアム価格になってしまうので、賢い選択ではないと判断して、今回はこの2点を競り落とすことにしました。