阿部耕也の紅茶日記
21世紀の幕が開きました 1/11

・・・『明るいニュースだけの新聞』を読んで希望に満ちた気持ちを味わいました。・・・初夢で。
夢から覚めると外も内も暗い話題ばかり。それでも紅茶を仕事にしていると、紅茶が何よりも身近な存在になり、紅茶から落ち込んだ気持ちを奮い立たせてくれる小さなエネルギーをもらっています。
 屋号の『ガネッシュ』や商品名の新茶の紅茶はずぅーと変わらない中で、毎日口に運ぶ紅茶の香りと味はその都度微妙に違っていることに感動しています。それは「紅茶を美味しくいれるのは難しい」とおっしゃる方への私からの返答でもあります。
最高の紅茶がここにあります。そして最良の道具と技術で20年間紅茶と時を共にしている私がいます。それでも毎日同じ香りと味にはならないのです。もうこれは生き物と同じ、否、真に生き物であると思います。
変化のあること、こちらの思い通りにならないことを知り、紅茶に「気弱になったり、落ち着かない気持ちを穏やかにしてもらっている」という感謝の気持ちを持てた時から新たな紅茶とのつきあいが始まることでしょう。

 本年も宜しくお願い致します。