2023年度ダージリン春茶について
(下部にレシピあり)

文:GANESH /写真:SorAsha

本日8月21日発売の 新茶の紅茶 ダージリン・リーフティー。

まずはその茶葉をご覧ください。

緑がかった葉が混じる春茶らしい外見

 

茶園はおなじみキャッスルトン茶園。
ロット番号EX10です。
もちろんFTGFOP1の冠がついています。

 

実は今回の2023年春茶FTGFOP1ランクのオークション、落札価格が高騰しました。

コロナ禍で春茶の摘採りが行われなかった2020年夏茶以来、特にダージリンティーのオークション価格の上昇が止まりません。

ある程度は予想していましたが、それにしても、今年2023年の価格は……うーんびっくり。

オークションの落札価格それ自体が、弊社の小売価格を優に超えてしまう価格になったロットも少なからずありました。

ご想像ください。関税も、輸送費も、パッケージ料も何もかも含まない純粋な落札価格が、です。

 

当然ながら、我々が競り負けて買えなかったロットも多数あります。
しかしながらその状況下で我々が(予算ちょーーーギリギリで!)競落に成功したのは、またもやキャッスルトン茶園のお茶。
何度もオークション最高値を記録している、あのキャッスルトン茶園です。

誤解を恐れず言えば、競売(オークション)というのは多分に博打的要素を含みます。
出品される順番や競りの流れ等々の要素が影響し合うので、いつも最後は祈るしかありません。

 

祈りが通じて!今回結ばれたこの縁に、感謝感謝。大感謝です。

落札後の熟成も素晴らしく、ハッとする美味しさのダージリンティーが届きました。

 

上の写真をご覧ください。

見事な産毛でしょ。

 

 

ガネッシュ直営ティールームでは、以下のレシピでご提供いたします。

水 245ml
茶葉 1.7g 小さじ1.4杯
蒸らし 7分

蒸らし時間はできれば8分がおすすめです。

 

「仙台の」、「弊社ティールームで使用する浄水」で、「ガネッシュティールームの火で淹れる場合」、
1.6gだと飲み口が浅すぎ、1.8gだと余分な重さがあるように感じます。

 

括弧の意味はお分かりですね。

使用するお水によって。茶葉を入れるタイミングによって。ポットやティーカップによって。

その他多種多様な要素により茶葉から引き出される風味には、大きく違いが出ます。

それこそがダージリンストレートティーの奥深さであり面白さです。

 

正解はありません。
どうぞご自分だけの「美味しい」の世界をお楽しみくださいね。

 

今回の春茶、最高に室温まで冷めてからの味わいが最高です!!

あとはポットの茶殻の香り。あぁ何度嗅いでもうっとりしちゃう。

 

2023年度春茶ダージリン。みなさま存分に味わってくださいませ。