阿部耕也の紅茶日記
C’z Cake&Tea Room

C’z Cake&Tea Roomのご案内
山形県米沢市内に『新茶の紅茶』を楽しめるお店がopen致します。
オーナー店主、山木美紀さんからのご案内です。

すべては、Cから始まりました。

シフォンケーキのC、「C’z cake&tearoom」

C’zは驚きの卵との出会いが始まりです。そのまま食べても、もちろんおいしい卵ですが、少し甘味を足したら?ふわふわに焼いたら?手でちぎるとシュワッと音がする、ふわふわのおいしいケーキ、毎日食べても食べ飽きない身体に良いお菓子。生産者のである小林さんは、徹底的ににわとりが食べる餌と環境に注意を払われています。
国内産の麦、大豆、管理された地下水、無農薬の野菜、これらを独自に発酵させた特上のえさ、それに動物性たんぱく質をバランスよく加えています。ストレスのない放し飼い、有精率を高めるおんどりの数の調整、どのにわとりも自由に好きなえさを食べ、すきなだけ水を飲みます。
 このような卵をはじめ、自然と似たような素材が集まりC’zのお菓子は出来上がってきました。
 では、一緒にいただく飲み物はなにがいいでしょう。コーヒー、お茶、ジュース、たくさんおいしい飲み物があります。
 今、思いかえしてみても、阿部先生の紅茶に出会ったのは、C’zのお菓子たちがガネッシュの茶を探していたようなもの。
 はじめてダージリンストレートティーとアッサムのミルクティーをいただいたときのことは忘れません。なにか懐かしい、やさしい味、それらをいただきながら、お話をお聞きして、説明のできない安心感のようなものにつつまれました。
 それから紅茶の勉強をさせていただくことになり、気がつくと体調がよくなっていて、こころも元気になっている自分に気がつき、いままで迷っていた自分の世界に、自信をもつことができるようになっていったのです。
 お店のオープンは、水があふれるように始まった作業でした。安心しておいしいものを食べて、安心しておいしいものを飲んで元気になれるところ、そんな場所があったらいいな。
 施工業者の渡部さん(わたなべ工房)とは、C’zのケーキとガネッシュの紅茶を飲みながら、なんども私のイメージを話合いました。限られた空間と時間をうまく合わせてくれて、次第にかたちになっていく様子はまるでマジック!殺風景なガレージが、とても素敵にかわいく変身!
 そしてなにより、未熟な私をうしろからしっかり支えて下さったサポーターは、私が紅茶を学び、マスターする為に山形から通った、仙台ガネッシュティールームのスタッフの方々です。
 なんどもなんども紅茶を淹れなおした私の紅茶を、その度味見して下さり、適切なアドバイスをしていただきました。行き詰まってくじけそうになったときも、いつも優しく励ましてもらってここまでくることができました。

 あともう少しでお店のドアが開きます。(3月20日OPEN予定)真の自分に気づいてから、小さい夢を抱いて暖めてきました。その小さい夢は、凍りついた冬の土のなかで腐り果てるのではとあきらめかけたこともありました。
 でもその夢が叶ったのは周囲の方々から、栄養をずっともらっていたから。
 悩みが深く迷っていたり、気力が湧かず私が沈んでいたようにしていた時も支えて下さったのです。
 暖かい春の気配と雪どけを待って小さい芽を出したいと思います。最初はたよりない弱々しいものだと思いますが、きっと丈夫な力強い一葉にしたいと思います。
 そして、あせらず一葉一葉大切に育てて、いつかダージリンの老木のような味のある樹になりたいと思います。
 これからもどうぞよろしくおねがいいたします。

C’z
店主 山木美紀

C’z cake & tearoom
〒992-0031
山形県米沢市大町3-5-30
TEL 0238-40-0147