阿部耕也の紅茶日記
2006年 年の瀬に思うこと

『リトマス紙』
「新茶の紅茶」には保証書(ギャランティーカード)が付いていますが、これに盛り込まれている内容は単に食品である紅茶の説明文とは思っておりません。
世に出ているあらゆる品物にはこの様な解説書が必ず添付されて欲しいと願っております。その上にそれらの解説を正確に裏付ける多くの資料を公開して頂きたいのです。この願いは私のこだわりでは無く極めて『あたり前』のことだと思っております。今年もはじめてお会いする機会に恵まれた多くの方とこの保証書をリトマス紙にして色々お話しさせて頂きました。
 リトマス紙ですから青になったり赤になったり何の変化も見られなかったりしましたが、このリトマス紙(新茶の紅茶の保証書)があることではじめてお会いした方の価値観を引き出すことが容易でした。
そう、今年も人それぞれに様々な価値観や趣向があることを実感した一年でした。

『仕事1』
ここ仙台でも全国各地へ出向いても仕事と景気が話題にのぼりますがこの話題に私は上手く乗れません。なぜなら仕事と景気の先に待つもうけ(お金)の多い少ないにあまり興味が無いからです。私にとっての仕事とは、幸せになる為に事を仕組むこと。
言い換えると『幸せになる為の計画された行為』です。
ここで気になるのは『幸せ』についてですが、これは各人で異なることは当然のこととしても、自分にとって何が幸せなのかを知らないで幸せを求めてもそれではいつまでも様々な幸せを求め続けてばかりで到達できないのですね。
幸せを持っている方とお会いしてその幸せの内容を聞けることは私のライフワーク(仕事)です。まだ結論は出ておりませんし、このことに結論など無いのかもしれませんが、これまでのリサーチでは、「私は幸せです」と心の底から言える方はご自分を深く知っている方です。
ご自分ととても良く話し合っている自己愛の強い方です。つまり自分が何者かを知っている人。その人はなぜこれが自分は好みで、なぜこれが嫌いで、なぜこれくらいのお金が使えれば満足で、なぜそのことに対して怖がるのか、はたまた喜ぶのか、嘆くのか等々……ご自身の様々な感情や価値観を明確に説明できる方です。
ご自身から自然に湧き上がるいっぱいの『ナゼ?』に当のご自身がひとつひとつ丁寧に応えてあげている方です。
2007年も『幸せを持っている方』と出会えることを楽しみにしております。
ちなみに私の『幸せ』を勝手にお伝えしちゃいます。それは気にかかる方の気持ちと同調することです。「えっ!?どうして気持ちが分かるの?」と。互いに通じ合えることに幸せを感じる私であります。

『仕事2』
「新茶の紅茶」だけでティールームを開いている方は私共のガネッシュティールーム2件の他にも岡山のTea Room Camelliaさんがありますが、他にもコーヒー他のメニューは一切なく「新茶の紅茶」だけでメニュー構成されているお店があります。いずれのお店もオーナーの意向(望み)以上の繁盛をされています。もちろん「新茶の紅茶」はフランチャイズ店ではありませんのでそれぞれのオーナーが作られたお店であり決められたメニューですが、私がアドバイスを求められた場合は、これまで積み重ねたノウハウをそのお店に合うようにアレンジして差し上げています。これからの長い人生をどの様に充実して(幸せを感じながら)生きていくか悩んでいらっしゃる方がいましたらどうぞ声掛けして下さい。あなたの求める充実した幸せと「新茶の紅茶が同調するかもしれませんので・・」
来る年はどの街で、どの山奥で、「新茶の紅茶」がデビューするのでしょうか。

今年も新茶の紅茶をご愛顧いただきましてありがとうございました。