阿部耕也の紅茶日記
岡山レポートNo.31

Tea Room Camellia の悩み

10月11日にオープンしたティールーム・カメリアですが、特に宣伝活動もしていないのにご近所の方、知り合いそして一度いらした方のリピーターや紹介などで大いに賑わっています。大変に喜ばしいことなのにオーナーと私が毎晩頭を悩める問題が発生しています。それはいつも満席で座る席が無くて帰られるお客様が多くいらっしゃることです。現在テーブルが5つに椅子が10脚、10月末にはもうひとつテーブルと椅子2脚が加わりますがそれでも12席でいっぱいになってしまいます。
これが小さなティールームの一番の悩みです。ティールームという性格上「ハイ!順番にお並び下さい。」と今どきの繁盛ラーメン店の様なわけにはまいりません。
今はご注文いただいたメニューをお出しすることに追われて入り口付近で立ち往生しているお客様にお声掛けも出来ない状態です。これはお手伝いのスタッフがまだ決まっていないのが一番の原因ですが、スタッフが決まったとしてもすぐにお出でいただいた全てのお客様をお迎え出来る訳にはいきません。
ゆっくりおくつろぎいただきたい!そして自分も楽しんで仕事がしたい!」と望んで開いたティールームですが、船出して2週間で一番難しい問題をで抱え込んでしまったのです。お客様がたくさん来てくださって悩んでいるなんて『うれしい悩み』としか言えないのですが、だからといってこれをこのまま放っておいてはいけないのです。
解決法はひとつではありません。色々考えられます。
でも、これ以上席数を増やすことは出来ないのですから(それでは小さなティールームを作った意義に反します。)どうしたらいいでしょう?
例えて言うなら、彼女が心躍らせて彼の部屋を訪ねてみたら「ごめん、お客が来ていて・・どうしよう??」と言われた恋人の心理ととても良く似ています。「もう来てあげない!」の気持になるのは当然です。
まずは何をさしおいても、来て下さったお客様がこんな気持になってしまうことを止めなければなりません。と同時に先客にも嫌な思い感じさせてはなりません。その対応は本当に難しいものです。
でも、解決策はあります。それはひとつではなく多岐に渡ります。
さて、その答えですが、それを感じていただく為には恐れ入りますが、カメリアか私共ガネッシュティールームに足を運んでいただくしかありません。