
2024年度秋茶の特徴
文:GANESH /写真:SorAsha
新茶の紅茶 2024年度秋茶の発売から2ヶ月弱。
ありがたいことにたくさんのお客さまからご好評をいただいています!
新茶の紅茶 ダージリン・リーフティー
Margaret’s Hope(マーガレッツホープ)茶園 DJ627 FTGFOP1 (CH)
新茶の紅茶 アッサム・フラワーティー
DOYAPORE (ドヤポル)茶園 C592 BOP C.T.C.
今回は、それぞれの紅茶について、弊社スタッフから届いた生の声をお届けしましょう。
弊社スタッフの多くが共通して感じる特徴、そして個性豊かな表現を通して見えてくる茶葉の性質。
ぜひ、実際に味わいながらお読みいただければと思います。

木漏れ日ならぬ茶漏れ日
窓からの光を通してコンロ台にゆらゆらと映る茶葉の影を眺めていると
蒸らし時間もあっという間
ダージリン秋茶 DJ627
(スタッフW)
冷めきってからのお茶に、確かな甘さを感じました。ポットに残った茶葉も甘い香りがして怪しい人のようにスーハースーハーしました。
(スタッフN)
とてもまろやかな旨み。味わいは重厚で穏やかです。穏やかながらもそれは徐々にではなく口ふくんだすぐはじめからどっしりと感じます。
飲んだ後は甘い余韻が続きます。まるで舌の奥のほうで薄い飴がとろけたような繊細な甘さが残ります。
(スタッフM)
蒸らし終わったポットの茶葉、とっっっても良い香りでした!
「力強いなかにも繊細さが垣間見える」
アイスティーの冷たい温度と、ホットが冷めた時の温度。その違いもとてもおもしろく、そして絶品!!
これまでのガネッシュのダージリン同様、この秋茶にも色んな表情があると思いました。

こちらはアッサムC592の茶漏れ日
陽光を通してさらに情熱的な色!
アッサム秋茶 C592
(スタッフY)
ストレートもミルクティーもあっさりめな感じがしましたが、いやいや、秋茶特有のスモーキーな感じ。あっさりを演じているけどこの雰囲気はあなたしか出せないよ、と思わせてくれるベテラン助演俳優さんのような深みがあります。
(スタッフH)
芳醇なフルーツのような香りがします。それにつられて唾がわきます。
その期待どおりのコクと口当たりよい渋みを感じます。しつこく舌にまとわりつかず、くどくなくすっきりとしています。
ミルクティーはスーッとまるでミントが加わっているような清涼感のある喉越しのあとすっきりとした甘味を感じます。その後味はきれいに退いて、飲んだ後は口内が爽快です。
(スタッフM)
夏茶やセレクトアッサムを飲み慣れたあとにこの秋茶を飲むと、ひと口目は「あっさりめで、だいぶ違う風味!」と思いました。
このアッサムは、少し温度が下がってからコクコク飲むのが美味しいと思います。発酵が進んで、もうひと段階落ち着いた時の風味もたのしみです。
ミルクティーを淹れてみた第一印象は「気むずかしい…!」
煮込み時間が短いと、なかなかアッサムが顔を出してくれません。大手を振って登場するタイプではなさそうです。煮込み時間を指示通りに調整したら、理想に近づいた気がします!
今回のアッサム秋茶は
「手のかかる、でもそこが可愛い、思春期のこども」
私個人的には、そんな印象でした。
(編集注※ C592でミルクティーを作る際は、弊社が通常お伝えしているレシピの煮込み時間より長めに、香りがふわりとたってから60秒+α煮込むことをおすすめしています。)

上がアッサムC592
下がダージリンDJ627
いかがでしょう。
みなさんの抱いたイメージと共通している部分はありましたか?
アッサムC592を「手のかかる思春期のこども」と表現した弊社スタッフはまだアラサーですが(笑)、言いたいことはわかる!
もう少し気楽にミルクティーを入れたい場合には、発酵が落ち着き深みがまして安定感のある、でもパワーは満タン、さながら40代半ばの働き盛り!な 新茶の紅茶 セレクト・アッサムがおすすめです。