「ガネッシュの紅茶は無農薬ですか?」

文:GANESH

「ガネッシュの紅茶は無農薬ですか?」
頻繁にいただくご質問です。

 

結論から申し上げると、ガネッシュが輸入・販売し、あるいはティールームで提供する紅茶に、「無農薬」や「有機栽培」という言葉はついていません。

 

そもそも、「無農薬」「減農薬」等の表示は、消費者に誤解を与える可能性があることを理由に法律で禁止されています。

(この点は農林水産省発行の「特別栽培農産物に係る表示ガイドラインQ&A」にわかりやすく説明があります。)

 

では紅茶に「オーガニック」「有機」等の文言を表示して販売したい場合にはどうしたらよいかというと、「有機JASマーク」を取得し、貼付する必要があります。

これこれ。スーパーでもよく見ます。

 

この有機JASマークというのが、うん、けっこう厄介なんです。

専門用語が多く大変複雑になるので詳細は省きますが、紅茶を輸入販売するガネッシュがこの有機JASマークを商品に貼って「有機栽培の紅茶です!」というためには、膨大な手続き&かなーりのお金がかかります。

ちなみに、有機JASマークがついている=無農薬、ではありません。
(え?なんで?!と思う方も多いでしょ? でも、ほんとのこと。)

 

まぁそんなこんなで、数十年前にガネッシュが出した結論、今現在もときどき会議の話題になり、そしてやっぱりこの方針でいこうよと社内の総意を得ている結論、それが、

○ 有機JASマークにこだわらないこと

○「有機」や「オーガニック」という言葉にもこだわらないこと

○ 折々に残留農薬検査を実施すること

 

最近ではこれに加えて、

○ 実際に茶葉を育て加工している人々・茶園を管理しているマネージャーらと密にコミュニケーションをとり、さまざまな茶園を折々に訪ねて、「毎日くちに入れても安心」な環境で茶葉が育てられているかを確認すること

も、方針の一つとしています。

 

以前、

新茶の紅茶 が無農薬栽培・有機栽培に拘らないのはなぜ? 

残留農薬検査について

という2本のコラムを書きました。
合わせてお読みいただけると、ガネッシュの考え方をより深くご理解いただけるかと思います。ぜひご一読ください。