さとうきびジュース

文:ガネッシュ編集部 /写真:SorAsha

チャイ屋さんほど多くはありませんが、インド全土でみかける定番の飲み物屋台のひとつがさとうきびジュース屋さん。

写真はコルカタのさとうきびジューススタンドです。煙たいほどに香を焚き、糸に通したマリーゴールドの花で圧搾機を飾っています。

さとうきびジュースの作り方はシンプル。生のさとうきびをローラーの間に挟み、人力でハンドルを回してギューギューと絞ります。3回くらい絞って茎が柔らかくなったら折りたたんでまたギューギュー。さらに折りたたんでギューギュー。出てきた汁を濾して飲みます。
ジュース屋さんによって、途中でレモンをいっしょに挟んで絞ったり、ミントを挟んで絞ったり、マサラ(スパイス)をパッパと振ったり。

ちょっと青臭くて、でも甘みすっきり、爽やかな生搾りジュースです。

ただしこのさとうきびジュース、ジュースに入る氷やジュースを入れるグラス、圧搾機、そしてお店のおじさまたちの手……衛生状況は言わずもがなですので、お腹に相当の自信がある方のみお試しください。
写真のジュース屋さんはコルカタの中心地だけあって、(インド基準で言うところの)とてもきれいなお店でした。