9月30日、台風24号が猛威を振るった日でのお集まりだったからか、この日の紅茶講座は熱がこもりました。
まず最初に、ダージリンの茶葉を磁器のポットに入れたまま、10分、30分、1時間、仕上げは2時間置いても美味しいことを参加者の皆さんに体感していただきました。
また、保温性の優れた羊毛フェルトの茶帽子で終始保温すると、温かさと、風味が保たれることを実感されました。
続けて、究極のミルクティーを作りました。
材料は以下の通りです。
その誕生に、人間の知恵が込められた新茶の紅茶。
その対極として、自然の恵みそのままのカモミールを入れました。
紅茶は、高地の紅茶ダージリンティーと低地の紅茶アッサムティーを使い、更に動物性飲料の代表である牛乳と、植物性飲料の代表である豆乳を加えました。
他にミルクティー用に特別調合したティースパイスを12種類足すことによって、非常にバランスの取れた究極の紅茶飲料となりました。
参加者の方々は口々に「これまで味わったことのない美味しさ」と、絶賛を頂戴しました。
専門的な講座内容になりましたが、皆さん熱心に聞いていただき、ご質問も的確で、楽しく応えさせてもらいました。
更に、会の仕上げとして、今年7月にコルカタで行われた紅茶オークションに出品されたダージリンティーを農園違いでテイスティングしました。
ポット毎に香りが大変異なることを実感され、また、非常に貴重な体験に皆さん興奮気味でした。
それはそうです。
同じ季節、茶葉の摘み取りから加工まで、ほぼ同じ頃の新鮮な紅茶を茶園違いで試飲できる機会はありませんからね。
更にこれがオークション前のしかも履歴がインド政府とダージリンの紅茶協会のダブルで保証された、正真正銘の新鮮な最高品質のダージリンティーですから、紅茶マニアにはたまらない機会でしょう。
台風の中、熱い会は予定時間を大きく超えて終了しました。
主催者の胃甲様に感謝しております。またの機会を楽しみにしております。