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   阿部耕也の紅茶日記




「2年ぶりに英国のティーハウスを訪ねて 1」

2年ぶりに英国のティーハウスを幾つか訪れて感じたことがあります。今回はそのことについてお話したいと思います。お話を始める前に英国の『ティーハウス』で提供される必須メニューをご紹介します。「クリームティー」と「アフタヌーンティー」という紅茶と食べ物のセット、奇をてらわない英国の伝統的なホームメイドのお菓子たち、そして紅茶はポットでサーブされ、たっぷりのミルクが付いてきます。ホットウォータージャグ(さし湯)は必ずではありませんがたいていはついてきます。

このように書いてしまうと紅茶しか飲めないところみたいですがコーヒー、カフェラテ、ダイエットコーラ、レモネード、りんごジュース等も提供されますし、スープやサンドイッチをはじめとした軽食類も大変充実しています。(2年前、英国に長く住んでいらっしゃる方のお宅を訪問した時、ホームステイの目的はティーハウス(ティールーム、ティーショップ)を巡ることですとお話ししたところ、ティーハウスを直訳すると紅茶専門の場所ですが、紅茶しか提供しない店なんてこちらにはないとおっしゃいました)ではレストランやカフェと何が違うか。それは紅茶を楽しむための配慮に深く、伝統的なティータイムの心を残す場であるという点です。

前回の旅行記で告白したとおり、私の英語力はひどいものです。「(そんな語学力で)一人で英国を旅するのは怖くはありませんか」と聞かれますが、(ずうずうしくも)怖くはありません。何故なら英国という国は、受け入れられているような心持ちにさせてくれるからです。そして『ティーハウス』という場所は殊更に居心地が良く、TEAのある場所への憧れを深めるばかりでした。そして私は「TEAのある場所」のリピーターになりました。この構図に気が付いたことが今回の旅の成果でした。英国のラブリーなティーハウスというところは、お客に対価以上の感動や余韻を与え、集うお客はリピーターとなり、ゆくゆくサポーターとして店を愛し支えるようになる。そこには相互に必要性を認める姿があり、店とお客という垣根等存在しないのです。

そんな想いでUKティーギルド認定のトップティープレイス「ヘイゼルミア・カフェ・アンド・ベーカリー」と「ベティーズ・カフェ・ティールームズ」を訪ねた時のお話を致しましょう。

ヘイゼルミアがあるのは「グレンジ・オーバー・サンズ」という町です。ロンドンからは(ランカスター駅で乗り換え)3時間半ほどです。湖水地方の南、海沿いの町です。ランカスターを過ぎた辺りから、左手には湿地帯で羊が草を食み、その向こうに海が見えるという不思議な光景を目にします。

写真は彩りも美しいアフタヌーンティーセットです。フレッシュサーモンのサンドイッチ、レークランドクリームと湖水地方のライス渓谷で採れるダムソンのジャムを添えたフルーツスコーン、ダブルチョコレートファッジとスティッキーケーキです。ダムソンは西洋スモモ(梅のようなもの)で酸味の強いフルーツだとか。ところで今この瞬間にアフタヌーンティーを楽しんでいるのは私ひとりです。こちらの方は肩の力を抜いて紅茶と付き合って暮らしていますので、私のように意地でもアフタヌーンティーとか紅茶とか、そういった注文の仕方はしません。この日はよく晴れた10月の英国にしては暖かい一日でしたが、お客の半分は紅茶で食事を楽しんでいました。オーナーのドロシーがチャキチャキとフロアーを動き回り、おじいちゃまとおばあちゃまたちに小まめに声をかけ、もてなす姿が印象的でした。この店にはキッズメニューもあり、おちびちゃんもユーモアたっぷりに盛りつけられたアフタヌーンティープレートを楽しめるのです。                  平中直美 記



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