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   阿部耕也の紅茶日記




第8回「イギリスに行って何が一番かわりましたか」

初めから8回と回数を決めておりました。阿部先生と春海さんが「8回にしましょう」とお二人で意気投合されて。あ、春海さんとは先生の長いお付き合いのご友人で、紅茶のお教室もされている方で、阿部先生に次ぐ私の大先輩です。ですから今回が最終回です。イギリスでハッとしたことや、考えさせられたことをまとめるチャンスをいただけたこと、阿部先生に心から感謝しています。

「イギリスに行って何が一番変わりましたか」

そんな質問を受けることがあります。そうですね、マサラティーよりミントミルクティーが好きになりました。ミントはいいものを使うようになりました。いいものとは自生のスペアミントで農薬等一切使わないこだわりのものです。さぞやパワフルな効果があるだろうと期待に胸が膨らみます。(今はまだ以前に買ったごく普通のペパーミントを使っています)私はちょっと胃弱です。過敏性腸症候群です。しかも古い油や鮮度の落ちた乳製品にはあっと言う間にあたります。ですから私は食べ物に関してトライした結果をすごーくしっかり記憶するタイプです。しかし自分の食に対する考え方に確信を持ったのはイギリスでの食生活の結果です。ほぼ毎日のように大きなスコーンとたっぷりのクロテッドクリームとジャムを残さず食べ続けたにも関わらず、体重は帰国前より2kgほど減りました。私はクロテッドクリームがとても新鮮だったので、食材としてパワーが強く、消化にも負担が少なかったのだろうと想像しています。そして土、肥料、農法、産地などの諸情報を「知りたい」気持ちが強くなりました。帰国後すぐに焼いていたスコーンはクロテッドクリームに合わせるタイプでした。試食に付き合った主人は2kg太ってお医者様から内臓脂肪を減らすように注意されてしまいました。大好きな紅茶とスコーンを毎日楽しむためには、イギリスと同じ流儀では家族を病気にしてしまう!そこでロイヤルミルクティーの入れ方を変えてみました。ミルクの量を減らしたのです。でもミルクの風味を楽しめように工夫していれます。スコーンもファイバーなものを作るようになりました。そうした努力が実って、一日3度大きななマグにたっぷりのミントミルクティーとスコーンが可能になりました。

さて今晩は(自分で)クルミを炒って擦り上げたものを利用したつけだれを準備して豚しゃぶです!ちょっと取り分けたクルミを使って同時にスコーンも作ります。そう、これも帰国後の変化です。今日はクルミでしたが、黒ゴマ、白ゴマ、えごま等の和えものとスコーンを同時に作ってしまう手法です。おやつを手作りすると、食材の回転も上がることにも気が付きました。粉もミルクもバターも卵もゴマも何もぜーんぶ新鮮!

 早いものでもうすぐクリスマスです。この時期は一年の中で最もわくわくする時です。クリスマスまでの距離とその当日を世界中の人々が共有するのだと思うと何か堪らないのです。紅茶をもっと知りたいという一念しかありませんでしたが、勝手なやつだと家族や周囲に見捨てられもせず、むしろ強力なサポートを得てこれたのは、間違いなく紅茶のおかげです。紅茶は五感・身体・心で味わうものだと思っています。そして点てる行為も飲む行為も、双方が心を通わす瞬間です。私にはそんな紅茶は日常になかでクリスマスの縮図にも思えてきます。

最後に私は原稿をお渡しするだけで、その先の作業は全て阿部先生の奥様が担当されていました。全く嫌味(トゲ)のない方で、私が全面的にまた一方的に大好きな女性です。凉子さん、どうもありがとうございました。


この頁を開いて目を通して下さった方々には、平中直美さんのエネルギーに溢れた楽しいイギリス滞在の様子が手に取る様にお分かりいただけたと思います。私も更新する度にばっちり楽しませてもらいました。直美さんの文章は普段話されるままが活字になっていますので、読み始めると文章が耳から聞こえて来るような不思議な体験もさせてもらいました。毎回ほんとに楽しくて、勉強になるお話しでした。

が、残念ながら今回が最後になってしまいました。もっといろんな事を聞きたいと思われる方も沢山おられると思いますが、どうぞ何回もこの『イギリスのティーハウスを訪ねる旅』のお話しを読み返して、それぞれ皆様の想像の旅をなさってみて下さい。

画像は全て直美さんが撮ってこられてものです。絵はがきのようなホーントに綺麗な画像ばかりで私はページ巾に合うよう縮小する作業だけの役目でした。
最後に黒子に徹するはずの私の名前がが出て来てしまったので、幕の隙間から顔を出してしまいました。 阿部凉子




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